ひまつぶしのーと

ヒマつぶしに書いてます

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日記みたいなもの。

 

ウツの人の日記を読んでて、じぶんもこんな症状出たとか、いろいろそんな記憶と重ねてる。

じぶんのウツのこと、いろいろブログやツイッターに書いてきたけど、ちゃんと冷静な症状の記録とかじゃなくて、こわれたときはこわれたままに狂った言葉を並べたてたりしてたから、そういうのはぜんぜん「記録」になってない。

並べたてた狂った言葉は、そのときのじぶんの狂気を少しは和らげたかっていうと、ぜんぜんそんなこともない。

 

リアルではいまだ、じぶんがウツだってことと、いろいろときどきこころがくるしくてカラダがヘンになることを、だれにも言えないでいる。
友だちはいるし、言えばちゃんと聞いてくれるとおもうけど。
わたしが言わないだけ。
言えない、っていうのはなんかじぶんを気の毒ぶってるイヤラシイ言い方だね。
じぶんが言わないだけ。
それで、じぶんがくるしい、っておもって、またじぶんを気の毒がってる。

 

このまえ、鍵ツイッターで重たい打ち明け話を書いた。
それでなにか少しラクになるかな、っておもって、なんかたまらないキモチが衝動的に襲ってきて、それで書いた。
でも、ぜんぜんなにもラクにならないし、書いたらすぐにそれを後悔して、あんなものを人に読ませたじぶんがすごいイヤになって、みんなにごめんなさい、っておもって、それで消した。

 

打ち明け話、ってどうやってやるの?
人に相談、って、どうやってやるの?

 

くるしくて、くるしくて。

くるしいよ。

だけど、このくるしさの紛らわし方がわかんない。

薄め方もわかんない。

時間が経つのを待つだけ。

でも、時間がどれだけ経ってもぜんぜん薄まらないくるしさもある。

 

これから知るあらたなくるしさとかかなしみも、きっと時間が解決なんてしてくれないとおもう。

時間なんかでなにも変化しないものもある。

そういうものを、人生にいくつかは抱える。

生きていれば、だんだんとこころは重たくなる仕組みになっている。

 

人はなにかを信じることで、じぶんの魂を「なにか」とシェアさせる。

そうすれば、じぶんのかんじる魂の重さは軽くなる。

 

わたしの魂をシェアしてくれる「なにか」をまだわたしは見つけられてない。

カルトでもなんでもいい、っておもうけど、わたしは洗脳されるほど、こころが純粋じゃないんだとおもう。

じぶん以外はどうだっていい存在にすぎないから。

 

どうだっていい存在ならじぶんを傷つけない。

それを知ってから、いろんなものを「どうだっていい」と思う訓練をしてきて、少しは成功することもあって、失敗すれば慌てて「それはどうだっていい」とじぶんに言い聞かせて、少しでも「どうだっていい」ものでじぶんを取り囲んでいく。

 

だれかにとって、わたしはもうどうだっていい存在なのだから。

わたしも、そうしよう。

それだけ。

 

そうやって、わたしはいろんなものをどうでもいい目で見て、じぶんを守って、じぶんだけしあわせになろうとして、そしてくるしくなって、じぶんすらどうでもよくなる。

 

夏が終わって秋が来て、でも今日は少し暑くてセミが鳴いてて、空気に夏が紛れて、いまの季節がわからなくなる。

だって、畑にひまわりが咲いてたんだもん。

 

いまはなに?

わたしは2015年のどこにいるの?

 

元気ですか。

そんな言葉をわたしも持ってた。

いまはつかわない。

 

元気でね。

そんな言葉をつかった。

これからもつかうかも。

 

元気という単語で、人に繋がり、人を切る。

日本語はときどき便利で、かなしくて、残酷で、虚しい。

 

たくさん本を読んで、たくさんの世界を知る。

じぶんのこころが入り込むどこかの世界で、わたしは、「なにももってない」感覚に浸る。

なにももってないから、どこにでも入り込める。

 

 

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こんなふうに、ピグの庭でじっとピグを立たせていると、世界のすべての音が消えて、なにもかもが消えて、ここにじぶんだけが取り残されて、ここはわたしのアクロポリスの丘。

ドアを閉めて、明かりが消されて、わたしの世界が閉め切りになって、ここにわたしがいるけど、それはだれにも関係ない。

 

元気ですか。

かつてそんな言葉を口にしてたころのじぶんが、どれぐらいしあわせだったか、カブの畑の真ん中でぼーっとおもう。

形にはならない感情をゆらゆらさせて、輪郭のない記憶が宙にちらついて、まばたきしたらぱちんと消えて、わたしを覚えてる?と、ちいさくつぶやく。

 

わたしを覚えてる?

 

わたしはわすれない。

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