ひまつぶしのーと

ヒマつぶしに書いてます

本を買いに行ってトマトを買った

仕事で必要な本があって、アマゾンで調べたら、わりとさいきんに出た実用書で古本でも値引きが百円未満。
その本がどれぐらいじぶんの役に立ちそうか、内容が少しでも知りたくてネットで書かれたレビューを検索したら、何件もヒット。
でも、ほとんどが、その本のタイトルとアマゾンにも書いてある商品説明程度の文とアフィリエイトらしいリンクがあるだけの記事ばかり。


ネットにはなんでも情報があるけど、どれも似たような「役に立たない」アフィリエイト文ばかりが大量にヒットしても意味ないよねー。

 

こーいうとき、わりと書評として役に立つのが、ブログなんかよりブクログとか読書メーターとかのユーザーの記録。
ここにはアフィリエイトが貼れないから、純粋な感想しか書かれてない。

でも、さいきん出た、そんなに話題にもなっていない実用書、となると、それ読んだ人そのものが少ないみたいで、こういう読書記録サービスにもめぼしいものはまだなかった。

 

しょーがないから、内容確認できないままネットで買うまえに、近隣の本屋さんを探してみた。
わりと実用書の棚がおおきくとってある某書店にさいしょに行ったら、その著者のひとつ前の著作は平積みになってたけど最新刊がない。
ひとつ前が平積み、ってことは、最新刊は入荷もされてないのかもー。

 

すぐそこを出て、そこからいちばん近いちがう書店に移動。
そしたら、そのジャンルの棚すらなかった。

 

すぐさまそこを出て、隣の市のおおきめな書店に移動。
そこにも、そのジャンルの棚すらなかった。

 

なんでー、ってぶーぶー言いながら、そこから近い書店に移動。
そこは地下の駐車場に入れて、買い物しないと有料になる駐車券とって、それからエスカレーターで一階に出て、そこから少し歩いて階段使って二階に移動して、そこからエスカレーターで書店がある階まで行く、っていう、ヒマ人がヒマ潰しに歩きまわれるように、って考えて設計したとしかおもえないめんどくさい配置のモールにある。

でも、ここはわりとツタヤなんかにぜったいない良質のマイナーな本の品ぞろえがいいから、ここならあるかも、って期待はした。

 

だけど、久しぶりに行ったそのお店は、まるでツタヤみたいに売れ筋の本しかなくて、マイナーな本の書棚が丸々消えてた。

 

もう二度とここには来ることはないなー、っておもいながらすぐに出た。
だけどこのまま駐車場代払うのバカらしくて、ちょうどシャンプー買っておきたかったから、そこにはいってるドラッグストアまで行ったら、愛用してるシリーズが置いてなかった。
えー、じゃあなに買おう、って悩んで、ヘアワックスもそろそろなくなりそうだったからそれ買おうとしたら、いつも買ってるお店より80円も高かった。
えー、って、またそれやめて、スーパーに移動してトマト買った。
本買いにきたのに、めんどくさい。

 

そしたら、お盆期間中は駐車場代無料になってた。
はいるときにその貼り紙に気づかなかったじぶんを死ぬほど罵った。

 

それからもう一軒、おもいついた書店に行ったけど、やっぱりなかった。

仕方ないから、車で行けるだけツタヤをまわった。

その著者の本は1冊もなかったけど、さいごのツタヤで春樹おじさんのこのまえの質問の企画本があった。

 

 

村上さんのところ

村上さんのところ

 

 

あ、これ買うの忘れてたー。

って、レジに持っていこうとおもったけど。

そのまえになんとなくページをぱらぱらしたら、あたりまえだけど、春樹おじさんの回答といっしょに、その質問がたくさん載ってる。

ネットで公開されてたときも、わたしは質問をたのしむ、っていうより、春樹おじさんの回答を読むのが好きなだけだったから、本の半分ぐらいが質問、っていうのがつまらなくなった。

あんまりおもしろい質問なかったしねー。(毒)

 

これなら春樹おじさんだけが書いてるエッセイとか買ったほうがいいかも、っておもって、その本を買うのはやめた。
ブックオフで安くなったら買うかもしれないけど、定価で買うなら春樹おじさんの文だけが読みたい。

 

 

棚を移動したら、こんどはこんなステキな本を見つけた。

 

世界の美しい本屋さん

世界の美しい本屋さん

 

 

中の写真がものすごいステキなの。

わー、ほしいー、っておもったけど。

春樹おじさんは買うつもりでいた一冊だけど、これは想定外。

2000円近いお金を、突発的に出しちゃってヘーキかなー、っていうびんぼーな迷いが湧いてきて。

 

さいきん、お金ないのは相変わらずなのに、いろいろ本とか雑誌とか買ったし。
仕事の本は本屋さんになければネットで買わなくちゃいけないし。
もし1000円以上の自由なお金あるなら、ジュラシックワールド見に行きたいし。

 

って、少し迷ったけど、買うのは断念した。
いつかまたブックオフとかで再会できたらねー。

 

街の本屋さんにふらっと入って、そこでほしい本を躊躇いなくいろいろ買えるようになったらしあわせだよねー。
ってこと、おもった。
物欲とかそんなにないから、生活がギリギリ出来ればそれで充分、っておもってるんだけど、本は別腹だねー。
洋服とかはガマンできるけど、本はいくらでもほしくなる。

 

わたしもベルみたいに野獣に監禁されて、天井まで書棚がある図書室に閉じ込められたい。
野獣が王子さまなんかじゃなくていいから。

助けにくるガストンなんてわたしにはいないから、ゆっくり読書三昧の監禁生活送れちゃう。

(ガストンはベルを助けようとしたんじゃなかったっけ?)←どーでもいいギモン

 

美女と野獣 ― スペシャル・リミテッド・エディション [DVD]

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というわけで、いろいろたくさん本屋さんまわったけど、「さいきん出た」本がどこにも売ってませんでした。
アマゾンがあればいーじゃんー、って言う人は、本の中を確かめてから買いたい、っておもったことない人なのかなー、っておもう。


ぜんぶの本に「なか見!検索」があればいいけど、そうじゃないもんね。

 

本がほしくても、リアル書店にどこにも売ってない。

だから、仕方なくネットで買う。

 

そういう図式で、アマゾンが勝って、リアル書店が負けて、ページをめくったり表紙の紙質を指でさわって本を選ぶのが好きな人の嗜好は満たされない世の中になる。

 

電子書籍でいーじゃんー。

って言われても、読書に合理性を求めたい人ばかりじゃないからねー。

 

仕事で必要なら、ネットでも買うけど。

シュミの読書の本探しだったら、そのうちブックオフで見かけたら買えばいいかー、ってなっちゃう。

 

本が売れない、っていうけど。

消費者からは、読みたい本が買えない、っていう悩みもあるね。

 

 

 

 

 

※記事中のアマゾンのリンクはどれもわたしのアフィリエイトではありません。