ひまつぶしのーと

ヒマつぶしに書いてます

小説書きに100の質問(Q1~Q20)

いぜん、本好きの100質問を拾ってきてやったことあるけど(そのあと、周囲でいろんな人もやってたね)、そのブログを削除したときに記事を保存しなかったから(これは失敗)、じぶんの回答が手元に残ってない。
おなじのやり直す気力はなかったから、ちがう100質問見つけてきた。

 

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1 まえがき(あなたの意欲をどうぞ)。


いろいろあって小説を書くようになって、あんまりじぶんは小説書くのに向いてないのがわかった。

でも、いろいろストーリーを考えてるうちに、これからはお仕事を意識しないシュミ的なものも練習感覚で書いてみよーかなー、って思うようになったから、こんな質問をやってみる。

 

2 あなたのペンネームを教えてください。


これはナイショ。

 

3 小説の中の人物として○○○○(←あなたのペンネーム)を描写してください(自己紹介)。


「完璧なペンネームなどといったものは存在しない。完璧な本名が存在しないようにね。」
23歳の冬にみかみかは生まれて初めてペンネームというものを持った。
やれやれ。

 

4 あなたの職業は?


アルバイトしながらなにかを書く人

 

5 あなたのバイト遍歴を教えてください(あれば)。


某系列のコンビニのバイト。(全時間帯経験有)
某ブランドのアクセサリー工房でアクセつくるバイト。
文章を書くお仕事。
ときどきお父さんの仕事で頼まれるもの。

 

6 小説書き歴は。


小説みたいなもの(ストーリーを考えてちょっと書いてみた程度の)は10代から書いてた。

 

7 小説書き以外の趣味を教えてください。


ドライブ。ダンス。読書(シュミって言えるほどたくさん読んでないけど)。手芸(さいきんハマってる)。ピアノ(弾けるようになりたい曲の練習やってる)

 

8 好きな小説のジャンルは。


サスペンス。ホラー。日常を切り取ったような短篇。海外小説(なんか翻訳された文って好きなんだよねー)。

 

9 好きな作家は。


村上春樹スティーヴン・キングアガサ・クリスティ。ルース・レンデル。ローラ・インガルス・ワイルダーアン・ライス深町秋生横溝正史ジュンパ・ラヒリジャック・ケッチャム

 

いろんな作家を読むけど、ストーリー性より文体が好みかどうかがわたしにはだいじ。
海外小説だと翻訳文から感じれる雰囲気とか作風とか、いろんな描写とか文章の流れとか。

 

10 尊敬する作家は。


お祖父ちゃん。
作家としてぜんぜん有名じゃないし、作品もおもしろくないんだけど(ごめんねー、お祖父ちゃん。。)、お祖母ちゃんの話を聞いたりお祖父ちゃんの膨大な日記を読んでると、同時代の(有名になった)いろんな作家と交流もあって「小説を書く」ことにものすごい向き合いながらちゃんと家族も養ってきた生き方に尊敬した。
いまもお祖父ちゃんにお世話になった、っていう人たちが何人もお祖母ちゃんちに訪ねてきたりお墓参りを続けてくれたりして、それだけの影響を下の世代の人に与えてきたんだとおもう。
お祖父ちゃんとの思い出を書いてる人のブログを見つけたときは感動した。

 

11 好きな小説は。


スプートニクの恋人』春樹おじさんの。いま、これがわたしのいちばんの本、になった。
アンの愛情』アンが大学の友だちとルームシェアする話。フィリパが好き。
オフシーズン』ケッチャムの食人族の小説。すっごい衝撃あったしおもしろかった。

 

オフシーズン (扶桑社ミステリー)

オフシーズン (扶桑社ミステリー)

 

 
同居人求む』ジョン・ラッツ。映画『ルームメイト(洋画)』の原作。なんでこんなになんども読んじゃうんだろー、っていうぐらいなんども読んでる。フリーランサーの主人公の日常がすごい好き。

 

同居人求む (ミステリアス・プレス文庫)

同居人求む (ミステリアス・プレス文庫)

 

 
ナイルに死すアガサ・クリスティ。狭い船に大富豪からびんぼー人までいろんな人が集まってるっていう人間関係がものすごいおもしろい。映像化されたのも見たけど映画よりポワロシリーズのドラマのが方が好き。
プラダを着た悪魔』海外の一流の職場で働く新人、っていうストーリーがものすごいおもしろかった。でも主人公は原作だとぜんぜん好きになれないよねー。
冷血高村薫。この小説にものすごい影響受けてはじめた「習慣」がある。
床の下の小人たち』これ読むと、じぶんちにも小人がいるよーな気になる。
クローディアの秘密』家出バイブル。

 

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))

 

 

長い冬』ローラ・インガルスのシリーズでこれがいちばん好き。

 

長い冬―ローラ物語〈1〉 (岩波少年文庫)

長い冬―ローラ物語〈1〉 (岩波少年文庫)

 

 
模倣犯宮部みゆき。読後感の悪さは貴志祐介さんの『青の炎』みたい。だけどその「読後感の悪さ」に至るまでのストーリーにものすごい惹きこまれた。ある人物に感情移入するからすごい読後感の悪さになるんだよね。模倣犯も青の炎も。

 

まだいろいろあるけど、キリがないから思いついたものだけ。

 

12 好きな映画は。


ユー・ガット・メール』これ好きなツイッターユーザーさんがいてうれしい。なにもかもが好き、な映画。
ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』。コンバースが出てくるようなお遊び感覚が弾けてるアメリカンポップなフランス宮廷の話がものすごい斬新。
エンゼル・ハート』お父さん絶賛の映画。ものすごいショッキングなラスト。この映画全体の雰囲気がすごい好き。
チャーリーズ・エンジェル』お父さんがテレビ版のが好きで、それも借りて見てみたけど、映画のエンジェルたちのほうがわたしは好き。すごいカッコイイ。特にアレックスがすっごい好き。わたしもチャーリーズ・エンジェルになりたい。
ハンニバル』羊の方も見たけど、こっちのレクターおじさんのほうがカッコイイし、ストーリーもおもしろかった。世界中の「おじさん」の中でいちばんハンニバル・レクターが知的でカッコイイとおもう。
アンタッチャブル』これもファッションオタクのお父さん絶賛の映画。これ見ながら出てくるファッションの薀蓄を語り続けるからうるさいの。
おじさん好きな人はぜったいこれ好きだよねー、っていうおじさん図鑑みたいな映画。エリオット・ネスもカッコイイけど、わたしは財務省から来たおじさんがすごい好き。
名探偵コナン 漆黒の追跡者黒の組織がカッコよすぎるー。キャンティ、好きすぎるー。
交渉人 真下正義』真下さん、好きなんだよねー。だから主人公、うれしい。

 

13 好きな漫画・アニメは。


寄生獣』まだ読んだあとの切なさが抜けない。
あたしンち』叔母さんやお母さんが好きで新刊が出るたびに買ってきてたから読んでた。わたしの家はあんなちゃんとした家庭じゃなかったのに「あるある」っていろいろおもっちゃうマンガだった。
名探偵コナン』マンガもアニメもちゃんと順番に見てないけど、バラバラでテキトーに読んだり見てもわかるのがいーよねー。ぜんぜん順番どーりにストーリーを追ってないのに、話の全体像はなんとなくだいたい理解できてる気がする。子どもがキライだから少年探偵団がそんなに好きじゃなくて、この作品はぜったい黒の組織とFBIの魅力勝ち。
ロジャー・ラビット』ディズニーのアニメではこれがいちばん好き。ディズニーランドでもロジャーのカートゥーンスピンの並ぶ通路のとこが好き。
N・Yバード』ときどき踊りにいくスタジオにこれと『ダンシング・ゼネレーション』があって、一気読みした。クラシックバレエ→ヒップホップ、ってダンスをやってきたわたしは、子どものころにちゃんと習っただけであとはずっとじぶんでいろんなダンス映像見て覚えてきただけだったから、こーやってちゃんと基礎から習っていける環境にものすごい憧れた。『N・Yバード』のように乱ビートな曲でテキトーに踊ってたとき、お母さんからそんな乱拍子でよく踊れるね、って感心されたことある。だから、この主人公が乱拍子を踊れなかったとこがおもしろかった。

 

N★Yバード (1) (集英社文庫―コミック版)

N★Yバード (1) (集英社文庫―コミック版)

 

 
シンプソンズ』お父さんが異常に好きで、だからDVDでいろいろ見た。まともな人がひとりも出てこないのがすごいよねー。

 

14 好きなドラマは。


放映中のテレビ番組の波長がわたしの脳波にあわなくて(番組放映中のテレビ画面の近くにずっといれない。ほかの媒体の再生とかゲームはヘーキ)、だからDVDで借りてみたり親がもってるのぐらいしか見てない。
親がBOXで持ってたのは『ER』っていう海外のお医者さんのドラマと(これは初期シリーズだけ)、『刑事コロンボ』と、『やっぱり猫が好き』と、『大草原の小さな家』。
じぶんでレンタルでいろいろ見たのは、洋画のドラマ版(映画になってるのがドラマ化もされてるっていうの)、ポワロシリーズ(これサイコー)、古畑任三郎シリーズ(これはいまいち)、踊る大捜査線(これは好き)、あと思い出せないけどいろいろ。

恋愛要素がメインにならないドラマが好き。
テレビはとにかくぜんぜん見ないから、さいきんのドラマはぜんぜんわかんない。
動画を1時間とかずっと見る精神力がなくなったさいきんは、映画もぜんぜんDVDを借りてみなくなった。


テレビドラマについて。
親がもってたのを子どものころからぜんぶ見て、どれもおもしろかったけど、「脚本」としてすごいなー、っていまおもうのは『やっぱり猫が好き』。
これねー、いくらでもじぶんでもこのシリーズを創っていけるんだよねー。
このキャラクター設定をそのまま借りて、どんどん新作がつくれちゃう。
わたしも10本ぐらい、勝手に脚本書いたもん。
それぐらい、キャラクターの「設定」がものすごいしっかりしてて個性的で、いくらでもここからストーリーを膨らませれる作品なんだよねー。
これってものすごいことだと思った。(わたしは語彙がなさすぎて、こんな表現しかできない)
ふだんのじぶんの日常をこの恩田姉妹の体験におきかえてみると、三人のセリフが勝手にどんどん出てくるの。
この遊び、すごいおもしろい。
親がいろいろオタクな友だちのアニちゃんもこのドラマをレンタルでいろいろ見てるから、ふたりでよく恩田姉妹のなりきりで会話して遊んでる。
猫のドラマの話が通じる同世代の友だちってアニちゃんぐらいしかいないんだよねー。
深夜枠だったみたいだから、友だちの親でもこのドラマ見てた人、ほかにいないみたいだし。

 

15 良く聞く音楽は。


洋楽中心。さいきんは英語の勉強もかねて歌詞を熱心に聞いてる。
子どもの頃は家の中はかならず親の好きな音楽がずっとかかってた。だから音楽が流れてない日常、っていまもちょっと違和感がある。
さいきんになって親のカセットやCDをいろいろ聞き漁って、70年~80年代の洋楽をいろいろ好きになってるけど、あとはラジオで最新の洋楽チェックしてYoutubeをいろいろ漁って聞きまわってる。
ラジオでいつの年代のかわかんないいい楽曲ばかり流す番組をいくつか聞いてて、これもかならず曲名チェックしてあとでYoutube探してる。
Youtubeはサイドにいろんな曲が出るから、そこからどんどん飛んでいろんなもの聞いていけるのがたのしいよねー。

 

16 心に残る名台詞と、その出典は?


スプートニクを読んだばかりだから。


"理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない。"
スプートニクの恋人村上春樹


"いちいちきくまでもないでしょう。だってあなたはわたしのただひとりの完全な友だちなんだもの。"
スプートニクの恋人村上春樹
このすみれが「ぼく」に言ったセリフは一生忘れられないと思う。


"鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。"
デミアンヘルマン・ヘッセ


"エズミ、本当の眠気をおぼえる人間はだね、いいか、もとのような、あらゆる機――あらゆるキ―ノ―ウがだ、無傷のままの人間に戻る可能性をかならず持っているからね。"
『エズミに捧ぐ』サリンジャー

 

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

 

 
刑事コロンボが、じぶんが出会ってきたいろんな秀才たちを見て、そこまであたまがよくないじぶんが刑事としてやっていくことについて語ったときのセリフ。
"そこであたしは考えました。連中よりせっせとまじめに働いて、もっと時間をかけて本を読んで、注意深くことに当たれば、なんとかものになるんじゃないかって。"
"なんとかなりましたよ。"
あたまがわるいわたしにはとてもだいじな言葉。

 

殺しの序曲―刑事コロンボ (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

殺しの序曲―刑事コロンボ (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

 

 
"道で出会って
知り合いになった
生き物が
ふと見ると
死んでいた
そんな時
なんで悲しく
なるんだろう


そりゃ人間がそれだけ
ヒマな動物だからさ
だがな
それこそが
人間の
最大の取り柄
なんだ
心に余裕(ヒマ)が
ある生物
なんと
すばらしい!!"
寄生獣岩明均
シンイチとミギーの会話


"この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか?"
謎解きはディナーのあとで東川篤哉
どんな事件が起こったかひとつも思い出せないのに、唯一このミステリー小説で思い出せるのはこのセリフだけ!
このインパクトあるセリフひとつで、この小説、名作になったよね。

 

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)

 

 
"そうさな、わしには十二人の男の子よりもお前一人のほうがいいよ"
赤毛のアンモンゴメリ
じぶんがさいしょにマリラたちがひきとろうとした男の子だったら、年をとってきたマシューの農作業の手伝いができるのに、って言ったアンに返したマシューのセリフ。
「かけがえのない存在」であることをこんなに愛情深く語ってるこのセリフを、わたしははじめて読んだときから羨ましくおもってた。
じぶんはだれからもそんなふうに言われることないの、わかってたから。

 

17 月に何冊くらい本を読む?


毎月1冊は読みたいけど、いろいろやることありすぎるし、わたしのあたまは読むのが遅すぎてたった1冊も読めてない月が多い。

 

18 小説以外ではどういう本をよく読みますか。


いまは仕事で素人でも読める或るジャンルの専門書を読んでる。脳みそ溶けてる。
あとは手芸とかインテリアの本とか画集とか詩集(歌集)とかピアノの楽譜とか。

 

19 読書速度は速い方ですか遅いですか。


遅すぎー。

 

20 あなたは自分を活字中毒だと思いますか。


読むものがなにもないとものすごい途方に暮れるから、中毒の一種かも。

 

 

 

長くなるから分けます。
たった20質問だけでいろいろ書きすぎだよねー。

 

ここまで書いてておもったけど、わたしって親の影響がつよすぎるのかも。

シュミがある親でよかった、っておもってるけど、その親のシュミに小さいころから触れてるから、じぶんのアンテナというより親のアンテナでじぶんの感性を育ててきたよねー。

だれでもなにかの影響をつよく受けるぶぶんもあるんだと思うけど。

このまえ、親や周りの理解がないシュミを貫いてきた人の話をネットで見た。

わたしはそーいう反発の中を貫けるほどのじぶんの好きなもの、なにか持ってるのかな。

「感性の自立」っていう言葉をちょっとじぶんのあたまにピン留めしておく。

 

 

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質問はここから借りました。

 

///小説書きに100の質問

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/8814/100q.html