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ひまつぶしのーと

ヒマつぶしに書いてます

片づけれない家のフシギあれこれ

mika3kan.hatenadiary.jp


の続き。

 

 

片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術

片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術

 

 (※アマゾンのリンクはわたしのアフィリエイトではありません)

 

この本の「片づけれない」っぷりはすごかった。
ほんとに表紙のまま、なんだと思う。


間取りはひとり暮らしにしては広いんだよね。
玄関はいってすぐにキッチンがあって(六帖~三帖の中間ぐらいの広さに描かれてる)、その奥に三帖の部屋と大きな押入れ、いちばん奥の部屋が六帖。
キッチンに面してちゃんと別々のトイレとお風呂。
床の7~8割は物で覆われてて、ちゃんと布団も敷けないから寝る時は丸まってるの。


笑ったのは、シャワーヘッドがとれちゃってるのに部屋が汚すぎて修理の人呼べないからって、ヘッドのないホース状態でどぼどぼシャワー浴びてるとこ。
(これはホームセンターでじぶんで買ってきてカンタンにつけれるんだけどねー)
あと、棚があれば片付くはず、って思っていろいろ買った棚が20個以上。(棚購入費総額34万円以上!)
玄関がキッチンのフロアに置き切れなくなった食器棚で半分塞がれてカラダを横にして入らないと通れない。
捨てたいテレビも部屋の途中の物でつっかえて外まで運べなくて、それをまたいで部屋の奥に行くようになってる。


なんかいろいろ笑いごとじゃないぐらいに、わたしの家もそんなかんじになりつつあった。
去年、何年も家族で住んでた家から、わたし以外の家族がぜんいん出ていった。
わたしが残るからって、ちゃんとした引っ越しの意識もなく、持っていきたいものだけ持って、あとは放置。
片づけもしていかないから、家具が運び出された床がそのまま剥き出しにされて、ゴミもそのまま置かれてた。


家中がわたしひとりのものになったけど、わたしが好きにつかえる部屋なんて家族がいなくなったあとも、わたしの部屋しかなかった。
あとはわたしが片づけないと、部屋として機能しない。
ウツを悪化させていたのと、家族に対するわけわかんないぐらいの怒りで、わたしはまともに片づけする気持ちがずっと持てなかった。


時々やる気になって、要らなくなった家具をばらす。
でも途中で疲れて、そのままやる気が蘇らなくて、そのままになる。
粗大ゴミの日に出そうと思って玄関のとこまで運んだものも、けっきょくいつまでも出さなくて、わたしもそれをまたいで家にはいることになってた。
お金がなくなってくると、家族の残した粗大ゴミの処理費用やゴミ袋代を出すのが腹たってくる。
ゴミもお金がないと出せないんだよね。


この本の部屋がまだマシだったのは、部屋を汚してるものが無機質なものばかりだったことだと思う。
ゴキブリが出るシーンも描かれてるけど、一匹が洗いものためたキッチンの流しのところに出たっていうだけで。(それ以上のことは描かなかっただけかもしれないけど)
あとはカビぐらいで、なにかの害虫汚染は一切描かれてなかった。


わたしが近所のおばさんのものすごい汚部屋化した状態の家の片づけを手伝いにいった時は、ものすごいもの、いろいろ見たからねー。
かんぜんにいろんな害虫が大量にわいてる状態に陥ってて、正直、ものすごい吐き気との闘いにもなったし。
虫がわいた部屋って、ものすごい臭いになる。
それに、そういう状態になると、ゴミも素手で触れない。
ゴミを拾うとその下になにがあるかわかんないものすごいドキドキ感もある。
遭遇する虫をいちいち殺しながら、になるし。
(殺虫スプレーをなんどもつかってるとじぶんに害があるから、キッチン用のアルコールスプレーで気絶させて、ゴキとかはトイレットペーパーで拾ってトイレで流してた)
虫が大量に湧いた部屋のゴミをぜんぶ出し終えた時、床は腐った水で全面が濡れてて、床に近い壁は壁紙が腐ってて、あちこちに虫の排泄物や卵の殻が大量に転がってて、これを掃除するのにものすごい精神力が必要だった。


虫が大量発生しちゃうようになったら、「片づけ」が格段難しくなるよね。
だから、床のゴミをポイポイ袋に投げ入れていけばいいだけの状態なら、「まだ片づけれる」段階なんだと思う。
わたしは虫の大量発生だけはイヤ、っていう感覚が辛うじて生きていたから(メンタルがやられた人はここの感覚がこわれちゃうんだと思う)、生ゴミは放置しなかったし、つかったお皿はすぐに洗うし、お料理したらその場で台所はきれいにしちゃうし、お風呂場とかトイレとか水のあるところもコマメに掃除してた。
だけど、それもだんだんめんどくさくなっていく。
そのめんどくささが凄まじいぐらいの勢いになって、このままわたしもいつかなにもかもできない状態になる気がしてた。
さいわい、季節が冬だったから、家の中には見える虫は一匹もいなくて、虫に悩まされることはなかったけど。


わたしがなんとか片づけたのは、今年になってほんとに経済的に生活ができない状態に陥ってったから、だった。
家賃が払えなくなる時期が見えてきて、家から出ないといけない決意をして。
引っ越すお金なんてないから、できるだけきれいにして、あとはお母さんに退居の手続きしてもらえばいいや、って思った。
(それぐらいはやって、っていう怒りはまだあったし)
「出ていく」っていう目的だったから、とっておくものなんて考えないで片っぱしから捨てていけばよかった。


とにかくまず、じぶん以外のものを捨てまくった。
じぶんのものはぜんぶ捨てなかったのは、ある意味がある。
その話はここでは書かないけど。


でも、そんなことしてるうちに、経済的にいろいろなんとかかんぜんな破綻を免れて(っていうか解決したわけじゃなくて破綻の日が先延ばしになってるだけのようなもの)、そのまま住み続けてる。
おかげで夏前に虫がわくような汚部屋化しなくて助かった。
だけど、やっぱり「ちゃんと片づけれない」状態は続いてて、部屋だけじゃなくて、いろんなことの整理や分類がやっぱりいろいろダメで、じわじわとまた破滅に向かってるかんじがしてる。


この本の人は、さいしょはADDなのかなー、って思った。
でも、いったんぜんぶ片づけれたあとは、それをキープ出来てる、っていうから、そういうのとは違うのかなー。
わたしは片づけれても、わたし自身はなにも変わってないから、また部屋がすごいことになっていく再スタートを切ってるかんじ。

 

わたしがバイト先で、ものすごいごちゃごちゃゴミ山みたいになってたバックルームをひとりでせっせと片づけちゃったのは、「仕事だからできた」っていうわけじゃなくて。
それだけ、をしていればいい状態だったから混乱がなかったんだと思う。


山積みになってるものがどういうものか、わたしは理解できたし、それをどうすればいいかもわかったから、あとはカラダを動かすだけ。
いらないものは倉庫に運んで、いるものは取りだしやすいように並べ替えて、わけわかんないゴミはぜんぶ捨てて(事業用のゴミだから分別が家庭よりラク)、あとは中が見えない箱にはラベル貼るだけ。
主婦ばかりいる職場で、いろんなとこが埃とか油の汚れでものすごいことにもなっていたけど(わたしがさいしょにバイトしたお店ね)、これはその用途にあった洗剤をつかってゴシゴシきれいにすればよかった。
(なんでそんなことを主婦がだれもやらないのか、ほんとフシギだったけど)
お客さんが触れるとこ(コピー機とか本の棚とか)に埃があるのがものすごいイヤで(じぶんがお客になるとそんなとこ触りたくないから)、ヒマさえあるとわたしはお店中の埃をぱたぱたきれいにしてる。
それも、お金もらってるからやってる、っていうより、どこの埃をぱたぱたすればいいか、決まりきったルートを店内で作ったので、それを繰り返してるだけ。


家の中だとなにもできなくなるっていうのは、やっぱりいちばんのおおきな原因は「混乱」な気がする。
家の掃除もきまりきった手順をマニュアル化すればいいのかもしれないけど、それが出来るところと出来ないとこがわたしにはある。


お風呂場の掃除は手順を自然に決めてるんだよね。
じぶんでシャワー浴びる時、さいしょに髪の毛洗って、トリートメントする。
そのトリートメント剤をしみこませてるあいだに、あたまにタオル巻いた状態でわたしはいろいろなことをする。
洗濯機が壊れたまま買えないでいるから、そのあいだに洗濯桶(買ってきた)で洗濯しちゃう。
それを柔軟剤につけてる間に、じぶんのカラダの残りを洗う。
洗顔も歯磨きもしたら、お風呂の椅子に座ったまま排水口の掃除をする。
週に一度はぜんぶ開けて奥までブラシでツルツルに洗う。
それを流しながら、ついでにタイルとか壁とかいろいろブラシでゴシゴシして、全体的な掃除をしちゃう。
この「掃除」の時間は3分もかかんない。
毎日やってるから掃除用の洗剤もとくに使わない。
それから洗濯物をしぼってハンガーにかけてって、とりあえずそれを洗面台の真上にぶらさげておいて、洗濯桶を洗いながらいくつかある大きな桶の水をはりかえる。(防災用)
さいごにカビ防止に全体的に水をかけて、排水口とか水気が残りやすいとこにキッチン用のアルコールスプレーをかけておく。
家が古くなってきてから真夏はどこからかチョウバエが出てくる時があったんだよねー。
お風呂場で殺虫剤使いたくなくて、さいごにアルコールスプレーふりまいてたらぜんぜん出なくなった。
お風呂場の掃除はキッチン用の掃除グッズが便利。
長いグラス洗うための長いブラシは排水管の中まで洗えるし、ボール状になってるナイロンタワシひとつあると凸凹してる排水口のとこも(うちのお風呂はすっごい洗いにくい構造になってるの。こんな設計した人、ぜったい家事なんてやったことないおじさんだと思う)、ぜんぶきれいに洗える。
使い古しの歯ブラシは家中のいろんなお掃除用にまわしてる。


こういう「掃除」は出来るんだよね。
でも、買ってきたものをその場ですぐにぜんぶきまった場所に片づけないし(これはさいきんはお金ないから買い物することも滅多になくなって実害が減ってるけど)、一度着た服をいつもどうしたらいいのかすごい迷う。
まだ着れる、っていうものの置き場を決めてるんだけど、そこがすぐにすごいことになる。
だからもう洗うって決めて洗面所に持ってって、「次すぐ洗う」「そのうち洗う」ものと分けるんだけど(手洗いだからいっぺんに大量に洗えない)、その分類がごちゃごちゃになっていく。


いろんな物の「定位置」をカラダが記憶しなくなってきた。
はずしたピアスとかネックレスとか、部屋の中でははずしてるブラとか、暑いときは靴下も脱いで素足になってたり。
そういうときに「はずしたもの」がすぐになくなる。
アクセはちゃんと可愛いお皿を買ってて、そこに外したばかりのものは放り込むようになってるのに。
ちゃんと箱にしまうときは、消毒してから、って決めてるし。
でも、そのお皿になにもないの。さっき外したアクセが。
これがものすごいフシギ。
じぶん自身がものすごいナゾ。


ブラも外したらベッドに放り投げてる。
でも、ないの。
フシギ。
脱いだソックスもないの。
ときどきは片方だけなくなってる。
フシギ。


マウスが電池切れになったりすると。
乾電池の置き場って決めてあるのに、そこにないの。
このまえ、マウス用に、って買ったのが。
フシギ。


スプートニクの恋人』なんて、なんど行方不明になったかわかんない。
あー、いま読もうと思ったのにー。
って、すぐに発見できなくて、だからわたしはあんなに読むのが遅い。
(実はこういう原因もある)


病院でもらうクスリを、家用と携帯用ピルケースに分けていれるんだけど。
それを両方合わせても、つぎの通院日までもたないことがある。
どこにいっちゃったの??????
って、すごいフシギ。
探しても見つからなくて、何日か飲まないで悪化させてるバカ。


この本に「汚部屋度チェックシート」っていうのがあった。
その中から少しだけ抜粋。

 

●フトンが水平に敷けない。

 ⇒寝る場所は確保されてるはずのベッド派。でもベッドの上に服とか本とかごちゃごちゃするようになった。
お母さんがいた時は寝具の上に物を置くとすごい怒られたけど、ひとりになってからだれからも怒られないせい。(人のせい)

 

●CDの中身が違ったり、入ってなかったりすることがよくある。

⇒あるある。ケースにもプレイヤーにもないCDはどこにいるのー?

 

●家の中で真っ直ぐ3歩以上歩けない。

⇒いちばんひどい状態の時はそういう箇所があちこちに出来てた。

 

●さっきまで手に持っていた物が見つからない。

⇒なんか異次元スポットが出来てるよね。

 

●全巻揃えていたはずのマンガが何冊も見当たらない。

⇒ほんと、これもフシギ。本棚ちゃんとあるのに、進撃の巨人さいしょから読み返したいのに。

 

●リモコンが行方不明で録画予約ができない。

⇒ケータイを固定電話で探すのしょっちゅう。エアコンってなんで本体にスイッチないの?って憤ることちょくちょく。このまえはマウス探し回った。なんでかトイレにあった。
物にはすべてGPS埋め込んで、家のどこにあるかモニターで常時映しだされる時代はまだなのー。